引きが良い

2008年6月11日
最初から全てをそれにかけるのではなくて、そこに到るまでの過程における努力が
まず必要なのでは無いかと思う。
想定される事態を考えてそれに対処するにはどうしたらいいかと思案し
その結果として求めるならそれなりに反応してもらえるのではないかと思う。



と、Mtgの引きについて偉そうに書いているように見えて実際は仕事の話だったりします。

先日、官庁の短納期の仕事を受注したのですが社内で対応しきれず外注に依頼することに
なりました。その際、従来の外注に泣く泣く依頼しなければならないかと考えていましたら
平日の14時すぎに何度かけても電話に出ないので幸いとばかりに切り捨て、
自社から近い外注先に依頼をしました。

従来の外注が、こちらが依頼しているのに態度が大きくそれでいてミスをミスとして
真摯に受け止めず逆切れをすることで知られていたのでこれは良い機会でした。
特殊なものであるからその技能を求めていたのですが
自社に近い外注先が研究をした結果、
引き受けてくれることになりまして。

もっともこの依頼自体も実はかなり危ない可能性を秘めていました。

なにしろ4年前にこの外注先に依頼をしたところ、大失敗をしでかしてくれたため
受注1ヶ月停止の処分を受け
私の年間売り上げの5分の1の損失を出したことがありました。
(思い出したのが確かGP仙台に行く準備をして行く日にドタキャンかけた時ですね)

ミスをミスとして受け止め、研究を重ねた上で改めて製造に名乗りを上げてくれました。
こちらとしてもそこまで対応を考えた上でのことであれば依頼するのに異はありません。
でも4年前の失敗で失った信用を戻すのにこれまでかかっているということを考えると
信用の回復が如何に大変であるかを改めて実感させてくれます。

と、そんな状態で作業を開始。定期的に抜き打ち検査を行った関係で仕事は
順調に進みました。2,3の注意点はあったもののあくまでも許容範囲。
納品日の当日、工程通り検品を行いました。

そんな中、ごく何気なく手に取った製品を開いてみると不良品を発見。
工程責任者に話を聞いている脇で2部目の不良品を発見したため全品の検品を実施。

1,400部とはいえ13時時間厳守の納品で既に10時半だったため本社の人間を動員して
急遽全検品を実施。外注先も全作業を停止し検品に取り組んだおかげで追加で2部の
不良品を発見し改めて部数を確認して梱包。

時間内の納品に間に合わせることが出来ました。

手順を踏んだ作業を行い、また不良品に対してのすばやい対応のおかげで
前回のミスを回避し次に繋げることが出来ました。
先週末から気に病んでいた懸案がようやく片付きました。

少し、肩の荷が下りました。

それにしても1,400部のうち不良品が4部。
350分の1の確率で不良品を引き抜いたわけですから今日は本当に引きが良かったと、
やることをやっておいて本当に良かったと思いました(苦笑)

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